「いつも決まった場所にお片づけ」 シュタイナー教育で大切にしていること その8


  お片づけの時間です。
  おもちゃはお家に帰りましょう。

年長児さんのお当番の子の合図でお片付けが始まります。
部屋の中は、所狭しと色んなおもちゃが散乱しています。

そんなおもちゃたちは、子どもたちの手によってそれぞれの棚のお家に帰っていきます。
きれいに片付いた後のなんとすっきりしたこと。

シュタイナー幼稚園の特徴の一つはお部屋での自由遊びの時間があることです。
シュタイナーは七歳までの子どもは「意志」を育てることが大切だと述べています。

意志というのは「自分で決断して行動すること」です。
いつも大人の指示に従って行動していたのでは意志は育ちません。
故に、子どもたちが自由に遊ぶ時間をとても大切にしているのです。

部屋での自由遊びに欠かせないのがおもちゃです。
「遊ぶのはいいけれど、ちっとも片付けない。」
と悩めるお母さんも多いのではないでしょうか。

私は自分の子育てでも、以前勤めていた保育園でも、
おもちゃは大きな箱に、なんでもかんでも放り込んで片付けさせていました。
この方法だと子どもたちはいやいや片付けていたことを思い出します。
しかもおもちゃをまったく大切にしないのです。
お人形なども他のおもちゃの中でひっくり返って埋もれていたりしました。
又、どこに遊びたいおもちゃがあるのか探すのも一苦労。
他人の家のかってのわからない台所で料理をするのと同じです。
塩はどこ、お醤油はどこ、といちいち探し回っての料理作りはイライラしてきますよね。


いつも、決まったかごに決まったものを入れ、決まった場所(棚)に置くこと。

これがおもちゃを片付ける秘訣です。


分類したり、整理整頓ができることは仕事の能率がアップするだけではなく、
色んな計画を立てるときにも欠かせない力になります。
子どもたちはそんなすばらしい能力を毎日磨いています。


樋口早知子

by kusunokien | 2014-04-09 15:49 | くすのき園つうしんより

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