「一人ひとりの誕生日会」 シュタイナー幼児教育で大切にしていること その2

子どもは、親を選んで生まれてくる

虐待を受けている子どものことを、「かわいそうに。子どもは親を選べないからね。」とよくいわれます。昔は、「子どもは神様からの授かりもの。」といわれていました。
しかし今では、出産の時期などコントロールできるようになり、子どもは親の意志で生むものになってきました。

ところが先日、「子どもは親を選んで生まれてくる」という本に出会いました。



著者は産婦人科医の池川明氏です。
本によると生まれる前のことを記憶している子どもがいるのだそうです。
生まれる前の記憶で、典型的なのは雲の上で神様や天使たちと過ごしていたというものです。

ぼくね。雲の上にいてね。ああ、あそこの家がとってもいいな、行きたいなと思ったんだよ。だから、ぼくここに来たんだよ。」(2歳男の子)

このお話、くすのき園で一人ひとりの誕生日会で教師が話す内容とまったく同じなのです。
このお話は、シュタイナーの洞察した生死観によって作られたものなのですが。

子どもにはふしぎな力があるのでしょう。
私の夫は3年前に亡くなったのですが、当時6歳だった孫がよく亡くなった夫に会った話をしてくれました。

この話、信じるか信じないかではなく池川氏は次のように述べておられます。
「子育てをどれほど楽しんでいるお母さんでも、時には思い通りにいかない現実にあせったり、悩んだりするものです。そんなとき、もし我が子が自分を選んで生まれてくれたという話を思い出すなら、お母さんは自信を取り戻し、ちょっぴり元気が出るのではないでしょうか。」と。

子どもたちも、大きくなったとき、自分が親を選んだんだというお話を思い出してくれたなら、
親に対する不平不満ではなく、「生んでくれてありがとう。」という気持ちが持てるのではないでしょうか。


樋口早知子

by kusunokien | 2011-09-08 18:54 | くすのき園つうしんより

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