園児募集

くすのき園では、随時、入園を受け付けております。
入園をお考えの方は是非 くすのき園 までお問い合わせください。

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# by kusunokien | 2018-12-31 17:15 | 入園説明会

くすのきの秋みつけた 2017年秋のバザーのお知らせ

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くすのき園では、今年も秋のバザーを開催いたします。


日時:2017113日(祝)

    11時~14

会場:くすのき園あびこシュタイナー幼稚園


★人形劇は、1115分から、1130分からの2回上演致します。

 チケットをご購入の上、お時間までにお人形劇のお部屋へご入場ください。

 3歳未満のお子様は無料とさせて頂きますが、必ず保護者同伴でお願い致します。

 およそ10分の上演となります。


 1250 3歳から) あやとりひも付き

 演目 「雪娘」



★ワークショップは、お人形劇終了後からとなります。


   ●えんぴつ立てつくり 

  


★遊びのコーナー


   ●ポンポン釣り



★無農薬米の具沢山おにぎり、飲み物をご用意しています。

 ご飲食スペースもございますので、ご利用ください。

 飲食物の持ち込みはご遠慮ください。お子様のお茶はお持ちください。



★羊毛のお人形やリース飾り、手作りの布小物、ガーゼのあそび布、積木、

 にじぞめのキンチャク、糸かけの販売。



★こども服、絵本などのリサイクルもございます。



くすのき園周辺は住宅地の為、駐輪スペースがほとんどございません。

出来るだけ公共交通機関のご利用をお願い致します。


どなたさまもお気軽にお越しください。

皆さまの、楽しい!かわいい!うれしい!が見つかりますように。


# by kusunokien | 2017-09-26 20:23 | バザー

自由への教育 シュタイナーが目指したものはなにか

子どもを畏敬の念
をもって受け止め
愛をもって教育し
自由に向けて解き放つ
     Rシュタイナー


 シュタイナー教育は自由への教育といわれます。「自由」という言葉は私たちに、「いいなあ。子どもは自由にのびのび育って欲しい。」と思います。自由という言葉に憧れを持つのは、私たちは未だに自由に生きていないと思っているからなのかもしれません。
「自由」とはいったいどういうことなのでしょう。幼いころから、自由に好き勝手させることが自由な人につながるのでしょうか。

 ミヒャエル・エンデ著の「自由の牢獄」という短編集を読みました。エンデは「はてしない物語」や「モモ」の本でも有名です。彼は、シュタイナー学校出身でシュタイナーの思想にも影響を受けていると言われています。

 「ミスライムのカタコンベ」という短編では、主人公のイブリィーは深い地下の世界に住んでいます。ここの人たちは影の民と呼ばれ、ここからどこへも行ったことがありません。この世界の最高司令官べビモートは、いつも影の民に語りかけ、指示や命令を与え、ほめ、叱り、仕事を指導しています。陰の民は誰一人そのべビモートの言葉に逆らうものはいませんでした。
しかし、ある日イブリーは気づいたのです。世界はここだけではないのではないか、この世界の他にもいくつもの世界があるのではないか。そうだとするとここは牢獄以外のなにものでもない。あの最高司令官はただの牢番にすぎないのではないか。と
イブリーは外の世界に通じる出口を探し、地下の中をさ迷い歩きました。そんなかってな行動をしているのはイブリーただ一人です。イブリーは影の民に説得を試みました。私たちは囚われていること、外には自由な世界があることを伝えました。そして、団結して戦い権力者から私たちの自由を勝ち取るのだと訴えました。
イブリーに従うものが次々に増えていきました。やがて彼らは棒やパイプなどを手に取り迷宮の中を行進していきました。ついに出口に到着したとき、司令官べビモートが立ちふさがります。彼は聴衆に向かって語りかけます。「ここから出て行きたければ出て行っていいんだよ。しかし、この外に何が待ち受けているか知っているか。外の世界はお前たちが住める世界ではない。右も左もわからなくなる。お前たちが頼れるものはそこには何もない。すべてを決めなければならない。巨大な空虚がお前たちを飲み込むのだ。さあ決めるがよい。この男と共に脱出し、滅びるか。」と。みんな立ち止まってしまいました。
その出口から出た者は、イブリー一人だけでした。イブリーが外の世界に足を踏み入れたとき、影の民は、イブリーの絶叫を聞きました。でもそれが歓喜きわまる叫びなのか、絶望の叫びなのか言えるものは誰もいなかったそうです。

もう一つの話はこうです。ある男が大きな円形の建物に連れて行かれます。そこには窓がなく壁には無数の扉が連なっており、どの扉も閉じられていました。男はこの場所から逃れたいと思いました。けれどもどの扉を開けて逃げ出せばいいのか迷っていると、姿の見えない声がしました。
「扉には鍵がかかっていないよ。どこからでも出て行ける。けれども、ある扉の向こうには、血に飢えたライオンが待ち構えているかもしれない。また、違う扉の向こうには、妖精でいっぱいの花園かもしれない、また、ある扉の向こうには、宝石がいっぱいあるかもしれない。またある扉の向こうには、恐ろしい怪物が待ち構えているかもしれない。お前はここで己の運命を選ぶのだ。よき運命を選ぶがよい。ただし、一つの扉を開けたが最後、他の扉はすべて鍵がかかってしまう。やり直しはないぞ。よく選ぶがよい。」
 男は円を一周してみたり、扉の数を数えたり反対方向に回ったりしますが、選べません。日が経つにつれて扉の数がだんだん減ってきました。最後はたった二つになりました。けれども、無数の可能性から選ぶのも、たった二つから選ぶのも度々のつまりは同じことでした。選べません。そして扉は一つになり、ついにすべてなくなってしまったところで、男は夢から覚めました。

 この二つの物語から、私たちは、いまだ自由を求める旅人なのだと思いました。 人間は、封建制のような身分制社会から民主主義社会へと人間の自由度を拡大してきました。しかし、未だに「自由な社会に放り出される不安。」「選べない」。という自立できない現実が立ちはだかっています。また、自由な行動が個人主義、利己主義に陥ってしまったり、罪を犯してしまったりする危険も待ち受けています。

シュタイナーは、人間は自由なのかどうかと問うのではなく、いかにして自由になりうるかと問うべきであると言います。

 旧約聖書の創世記には、アダムとエバの物語があります。神さまから決して食べてはいけないと言われていた木の実がありました。ある日、エバは蛇に「この実を食べると神さまのように善悪がわかるようになるよ。」と、そそのかされ食べてしまいます。神さまは怒って二人をエデンの園から追放してしまいます。
人は神によって創造されましたが、神のあやつり人形ではありません。もし神がアダムとエバを思い通りにしたければ、最初から「知恵の実」を植えなければよかったのです。しかし、神さまはそうされなかった。神さまは人に自由を与えられましたが同時に罪を犯す自由も与えられました。

神さまは、誰かに(神)言われたからするのではなく、自分の意志で善を成すことができる人間になってほしいと願われたのかもしれません。

 フランス革命のスローガンに自由、平等、友愛があります。シュタイナーは法の下での平等を、経済には友愛を、精神には自由をと訴えておられます。
シュタイナーのいう精神の自由とは「自分の生きる理念、生きる意味に照らして、不完全さを認めたうえで最善の行為を選べることこそが自由である。」と述べておられます。正しい行為を選ぶこと、その誤りを最小限にできるように人間性を磨くこと。そのことが真の意味で自由になるということなのだと。

ではどのようにすれば精神の自由を育むことができるのでしょうか。

 シュタイナーは0歳~7歳までに模倣環境を整えることによって精神の自由を育む基礎を作ることができるといいます。
模倣活動というのは、周りを信頼し、それと同一化しようとする試みなので、自由に開かれた精神を備えているというのです。模倣活動は誰かに言われたから行う行為ではありません。
大人の役割は、模倣に値するよきモデルになることです。そして、


子どもを畏敬の念を
もって受け止め
愛をもって教育し
自由にむけて解き放つ


忘れてはならない言葉です。


樋口早知子

# by kusunokien | 2017-09-05 01:47 | くすのき園つうしんより

2018年度 入園説明会のお知らせ

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くすのき園 あびこシュタイナー幼稚園
2018年度の入園説明会を行ないます。

  日 程 : 9月9日(土)

  時 間 : 10時~11時

  参 加 : 無料

  場所 : くすのき園
 
 
参加をご希望の方はくすのき園までご連絡ください。


# by kusunokien | 2017-06-26 20:37 | 入園説明会

2017年度2学期の親子教室

2017年度 2学期の親子教室の日程が決まりましたので、募集を開始いたします。

定員は 3組 となります。
参加を希望される方は、どうぞお早めにお申し込みくださいませ。


●日時:毎月 いずれも月曜日 
 9:30 ~ 11:00
      
【2学期 Aクラス (月2回)】 合計7回

 9/4 ・ 9/11 ・ 10/16 ・ 10/2311/611/1312/11

【2学期 Bクラス (月1回)】 合計4回

 9/25 ・ 10/30 ・ 11/20 ・ 12/18

 
 ※毎月の参加が難しい場合は、単発での受付もしています。


親子教室についての詳細は→ こちら



# by kusunokien | 2017-05-30 17:55 | 親子教室

京田辺シュタイナー学校の先生による講演会

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「1年生のことばの授業」

弾むように軽やかな1年生。歌や詩とともにゆったりと体を動かし、お話の世界にじっくりと浸り、文字と出会っていきます。音の響きや豊かなイメージが文字と結びつくことは、子ども達にとって大きな喜びです。1年生に戻った気分で、ことばの学びを体験してみませんか。

講師 京田辺シュタイナー学校2017年度4年生担任 西田 佳代 先生

<講師プロフィール>
西田 佳代 ドイツのユーゲントゼミナールでの生活を通して、シュタイナー教育と出会う。帰国後、保育士として保育園に勤務。2014年、シュタイナー教育教員養成講座を終了し、同年より京田辺シュタイナー学校教員を務める。現在4年生クラス担任、専科専科では1・2年の音楽を担当している。

日 時 : 2016年6月17日(土)午前10時~12時
参加費 : 2000円
お申込 : 電話かFAXでお申し込みください。

※今回は大人のための模擬授業ですので、お子様はできるだけお預けになってご参加ください。
 子どものための保育もできませんのでよろしくお願いいたします。

くすのき園あびこシュタイナー幼稚園
〒558-0032 大阪市住吉区遠里小野 5-7-28
Tel/Fax 06-6608-8080
    (保育中は留守電にしていますので伝言をお願いします)
夜間連絡先 06-6661-7193 (樋口まで)

# by kusunokien | 2017-04-19 20:32 | 学びの会

色の不思議 にじみ絵の世界

 お空の虹の橋
 お空いっぱいきれいな色
 お空の虹さん降りて来い
 私のところへ降りて来い
 私はおまえと
 お絵かきしたいの

 子どもたちは、このうたを歌ってにじみ絵をします。にじみ絵とは、水でぬらした画用紙の上に、植物性の透明絵の具、赤、青、黄の色で自由に描きます。紙がぬれているので色がにじみ、赤と黄色が混ざるとオレンジ色が生まれ、黄色と青が混ざると緑が出来ます。子どもたちの絵は自由に描いているうちに様々な色が生まれ、形が変わり、刻々と絵は変化していきます。

 にじみ絵はどの子も大好きな活動の一つです。シュタイナーは、「私たちは、線描画を描くときは本質的に死んだものを描いているのです。それに比べて、色彩を使って描くときは、色彩の中から生きたものを呼び覚まします。」といわれます。
それゆえ、シュタイナー教育では、子どもたちを色彩の世界に親しませることを大切にしています。では、

 色はどうして生まれるのでしょうか?

くすのき園に「おひさまがかぜをひいたら」という絵本があります。
ある朝、いつものように目をさましたお日さまは高熱を出し、世界に色を塗っていく仕事ができなくなります。そこでお日さまは、見習い坊やに頼んで色塗りをまかせます。ところが見習い坊やは、間違いだらけの色を塗っていくのです。歯の色が真っ赤だったり、鼻血の色が緑だったり、くだものや信号機、動物たちの色もめちゃくちゃ。世界は大混乱になるというお話です。
もしも本当にこんなことがおこったら、気が変になってしまいますよね。でも、
地球上の大半を占めている空の色はどうして青色なのか、植物の葉の色はどうして緑色なのか。考えてみれば不思議です。

ゲーテは、「光が単独で色彩を生み出すのではなく、色彩は光と闇が出会う境界において初めて生じる。」と述べています。色彩が生まれるためには光と闇が触れあわなくではならないというのです。ゲーテは実験から、白く見える光を弱くしていくと黄色が現れ、オレンジ、赤と変化していきます。また、暗くて何も見えない状態から光を強くしていくと青色が現れ、水色、緑、黄緑と変化していくことを知りました。

このことは、沈む夕日を見たとき実感できます。太陽の色は空の高いところにあるときは白に近い色をしています。だんだんと西の空に傾いていくと(闇に近づくと)黄色になり、沈む前にはオレンジに変化していきます。  
刻々と時間が経つにつれて空の色や雲の色が様々に変化していく様は、まさににじみ絵の世界なのです。シュタイナーは子どもたちに、にじみ絵を描くことによってこのような体験をして欲しいと願ったのでしょう。自然の色は本当に美しいです。

 色は、私たちの心にも働きかけます。赤色を見ると活動的になったり、怒りを表したりします。青は平静さや悲しみを、黄色は明朗活発。オレンジ色は暖かさを感じ、朱色はエネルギーを感じられます、緑色は見ると心が落ち着きます。色は、私たちの心を癒し感情を豊かに育んでくれます。

 今まで、当たり前のように思っていた、空の色が青いのも植物の色が緑色なのも、私たちが心穏やかに平安に暮らしていけるようにという神様からの贈り物なのでしょう。

シュタイナーは色についてこんなことも述べています。
 「肉体は空気を呼吸しますが、私たちの生命体は光を呼吸します。私たちが空気中の酸素を吸収してそれを炭酸ガスに変えるように、生命体は光を吸い込みますと、自分の中で光を消化し、その光を暗くします。私たちはその光を受けて生きていくのです。そして、その闇を吐いたとき、その光が色彩となって輝き出るのです。」と 

 私たちが、光を吸い込み闇を吐き出すとき、色彩が生まれるというのです。嘘のような話なのですが、考えてみると生命のいない月には色がありません。

 私たちは、生きているだけで、地球上にこんなにも美しい色を生み出していると考えると、生きている意味を見出すことができます。たとえ、寝たきりになっても、重いしょう害があっても、人に迷惑をかけるだけの存在であってもかけがえのない命なのだと。
そして、この地球に存在す、鳥や虫、動物たち。草木、花。みんなでこの美しい色を織り成してくれていると思うと愛おしさがこみ上げてきます。
生きとし生けるものみんな大切なものなんですね。


樋口早知子

# by kusunokien | 2017-04-11 20:00 | くすのき園つうしんより

くすのきえんの春まつり バザー商品のご紹介です

白い花束をもった花嫁さんや、春らしい色合いの女の子の羊毛のお人形や、カラフルなファンタジーのお馬さんたちです。
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# by kusunokien | 2017-03-14 23:21 | バザー

くすのきえんの春まつり バザー商品のご紹介です

くすのきえんの春まつり♪

羊毛の作品のご紹介です。
毎回人気商品のリースです。

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# by kusunokien | 2017-03-14 23:04 | バザー

くすのき園の春まつり


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くすのき園では、今年も春まつりを開催いたします。

日時:2017年3月20日(月)
    11時~14時
会場:くすのき園あびこシュタイナー幼稚園

★人形劇は、11時15分から、11時30分から、11時45分からの3回上演致します。
 チケットをご購入の上、お時間までにお人形劇のお部屋へご入場ください。
 2歳以下のお子様は無料とさせて頂きますが、必ず保護者同伴でお願い致します。
 およそ10分の上演となります。

   1人250円 (3歳から) 小さなおやつ付き
 演目 「イースターのおくりもの」

★ワークショップは、お人形劇終了後からとなります。

   ● トランスパレントのモビール作り
  
★遊びのコーナー

   ● 鶏、うさぎのブローチ釣り
   ● 輪投げ

★エンジェルショップ

   チケットを購入して頂いて、お子様だけがお買い物できる小さなお店です。
   宝石袋、ネックレス、ミツロウ粘土の動物、羊毛うさぎ、小人、お手玉などをご用意しています。


★無農薬米の具沢山おにぎり、卵、乳製品不使用のケーキやクッキーをご用意しています。
ご飲食スペースもございますので、ご利用ください。
飲食物の持ち込みはご遠慮ください。お子様のお茶はお持ちください。


★バザー
羊毛のお人形やリース飾り、園でこどもたちが遊んでいるおもちゃの販売、
手作りの布小物などの販売。



くすのき園周辺は住宅地の為、駐輪スペースがほとんどございません。
出来るだけ公共交通機関のご利用をお願い致します。

皆さまの、楽しい!かわいい!うれしい!が見つかりますように。

# by kusunokien | 2017-02-23 10:24 | バザー

2017年度 1学期 親子教室の募集

2017年度 一学期の親子教室の日程が決まりましたので、募集を開始いたします。

定員は 4組 となります。
参加を希望される方は、どうぞお早めにお申し込みくださいませ。


●日時:毎月 いずれも月曜日 
              9:30 ~11:00
      
【一学期 Aクラス (月2回)】 5回

 5/15 ・ 5/22 ・ 6/12 ・ 6/19 ・ 7/3

【一学期 Bクラス (月1回)】 3回

 5/29 ・ 6/26 ・ 7/10

 
 ※毎月の参加が難しい場合は、単発での受付もしています。


親子教室についての詳細は→ こちら


# by kusunokien | 2017-02-03 23:46

才能と障がい

ミヒャエラ・グレックラー著の「才能と障がい」という本を学びました。

私たちは子育てをするとき、その子の素質や才能を見つけることは喜びであり、障がいがあることがわかると失望し、できればその障がいを取り除きたいとも思ってしまいます。私も、大人が子どもに援助してあげることの大きな課題は、い ち早くその子の持っている素質や能力を見つけ、それを伸ばしてあげることにあると思っていました。 

しかし、この本の趣旨は、「子どもの持っている素質を多方面に援助するのではなく、一人ひとりが持っている苦手な部分や障がいと、その子が向き合うことができるようになるには何ができるのか。」ということにありました。

又、この本は、私たちの今までの価値観や生き方の問いにもつながっていくものでした。

まず、才能や障がいはどこからくるのか?という問いからはじまりました。

たいていの人は、それは遺伝と、育った環境によると答えると思います。では、何故、同じ両親から生まれ、同じ環境で育った兄弟はこうも違うのかという問いが出てきます。

この問いに対して、今では科学者の間でも新しい考え方が生まれてきているそうです。遺伝に関しては、予測できない新しい特徴を発生させる遺伝子があり、環境に関しては、個人が環境の影響を選択するからだといいます。同じ母親でも兄は、やさしい母親だと感じ、弟は、がみがみうるさい母親だと感じるように感じ方が個人によって違うと。すなわち同じピアノを弾く場合でも、弾く個人によってまったく違う弾き方をするということなのですね。

同じ遺伝子、同じ環境で育っても、人にはそれぞれ違う個性があり、何をどう選んで生きるかは個人に任されているのです。

人間と動物の本質的な違いは、動物には個性と自由がないということ。ライオンならライオンという種としての特徴はありけれど、一匹、一匹のライオンとしての個性はありません。動物は本能によってしか行動することができず発展という要素がありません。能力や障がいと共に生き、対処することを学ぶことは人間においてのみ意味があるのです。

けれども、自分の子どもが障がいをもって生まれたり、治る見込みのない病気にみまわれたりしたら「どうして自分の子がこんなに苦しまなければならないのか。」「どうして自分が。」と思ってしまいます。

グレックラー氏は「何故、私の子にかぎって。」という問いではなく、「私は、このことによって何を学べたのだろうか。」「これからの私の成長にこの事実がどう影響してくるのだろうか。」という問いに変えること。すなわち、悲しみや病気や痛みの意味を見出すことができれば、現在の障がいや困難をうまく処理することができるといいます。

グレックラー氏は、障がいや病気、辛い悲しい出来事は、それを乗り越えたとき、自分を向上させてくれ、自分を成長させてくれるものになるのです。と述べておられます。

では現在の社会において障がいと才能をどのようにとらえたらいいのでしょうか。

グレックラー氏は、健康な精神の活動を可能にする基盤は、認識と感情と意志が調和のとれた状態で一緒に作用しなければならないといいます。何故なら、私たちの人生は、考えたこと、感じたこと、意志したことから成り立っているからです。

その子の持っている才能や障がいの部分に多く目を向けたり、その面ばかりを重視したりすることは絶対にしてはならないといいます。特に才能があることを望ましい有益な素質だと本人自身が喜ばしく思ったり、反対に障がいがあることを、できたら捨ててしまいたい欠点だと考えて嫌がったりする意識を呼び覚ますと、本人が自由に生きることの邪魔になってしまうと。

グレックラー氏は、現在社会において最も大事な学校教育の課題は、偏った成長を防ぐことだといいます。意志を育てること。感情を育てること。思考を育てること。この3つのバランスが大切なのです。

今の社会は、意志も感情も育てるという意識がなく、ひたすら思考に走っているように思います。

知能が高くなればなるほど、高慢や冷酷になり、計算高く、思い上がりが強く、よそよそしい態度をとるようになる危険性が高くなります。知能だけ発達しても人間的になる保障はないと。

ある有名大学の医大生が女性にお酒を飲ませて集団で暴行したという事件がありました。彼らは、家庭環境にも恵まれ、成績も優秀だったに違いありません。けれども、人間的には育たなかった。そういう意味では、才能のある子を育てることの方が難しいように思いました。

グレックラー氏は人間的であるということがどういうことなのかも指し示してくれています。

  思考の理想像は真実。
  感情の理想像は愛。
  意志の理想像は自由。

この3つの理想像を心に描き、どうしたら真実に近づけるか、どうしたら愛する能力が得られるか、どうしたら自由な境地に達せられるかと問うてみるのです。

真実の対極にあるものは嘘と誤解だといいます。誰かを通して聞いたうわさを信じないということが大切です。

愛の正反対は、憎しみと恐怖です。憎しみは、小さな量でも、反感、無関心、他人への批判というさまざまな衣を着て現れるのだといいます。

自由の反対は、まやかしの自己賛美と打算的な権力志向です。 

そして、真実と愛と自由の前段階にあるものは、関心と評価と信頼だといいます。興味や関心が妨げられるものは、独断と批判であり、他の人を認知し尊重を妨げるものは、徒党を組むことであり、信頼関係が成り立つ前提は、目指す事柄を最も大切にし、個人的な好みに左右されないことです。 

自分の内部に住むこの人間性の敵を発見し、克服することができるようになることが大切なのだと。

最後の結びでは、どのような教育や環境で育ったとかで私たちの精神は左右されません。外部からの影響や人生での出来事が決定的に作用するのは、私たちがどのような姿勢でそれと向かい合うかによって決まるのだといいます。私たちがそれを宿命として受け入れるか、またはそれらから、私たちを未来に向けて導いてくれるものを引き出そうと心に決めるかで大きく違ってくるのです。と述べておられます。

人気のハリーポッターの小説では、持っている才能ゆえに、悪の道に陥った魔法使いに、自分が似ていると悩んでいたハリーに魔法学校のダンブルドア校長は、
「自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ。」といいます。

すぐれた児童文学には、子どもたちへの素晴らしいメッセージがこめられているのですね。
私たちも生き方を問い直し、子どもたちによいメッセージを送ることができる大人になりたいものです。

樋口 早知子

# by kusunokien | 2017-01-11 00:35 | くすのき園つうしんより

くすのきの秋みつけた 羊毛作品のご紹介

くすのき園では、クリスマスのライゲンがはじまりました。
カンカン♪カンカン♪鐘の音♪
子ども達は、とてもうれしそうに歌っています。

11月19日のバザーの為に、
クリスマスの飾りや、冬らしい作品が沢山出来上がりました。
皆さまに喜んで頂けますように。
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# by kusunokien | 2016-11-15 19:40 | バザー

2016年度3学期の親子教室

2016年度 三学期の親子教室の日程が決まりましたので、募集を開始いたします。

定員は 3組 となります。
参加を希望される方は、どうぞお早めにお申し込みくださいませ。


●日時:毎月 いずれも月曜日 
              9:30 ~ 11:00
      
【三学期 Aクラス (月2回)】 5回

 1/16 ・ 1/23 ・ 2/6 ・ 2/13 ・ 3/6

【三学期 Bクラス (月1回)】 3回

 1/30 ・ 2/20 ・ 3/13

 
 ※毎月の参加が難しい場合は、単発での受付もしています。


親子教室についての詳細は→ こちら



# by kusunokien | 2016-10-11 11:02 | 親子教室

くすのきの秋みつけた ワークショップ

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枝と毛糸を使って十字編み。
たくさん毛糸をご用意していますので、お好きな色を選んでくださいね。とても個性的な作品が出来上がります。
小さなお子さも、お手伝いしてあげると作って頂けます。
大人の方もどうぞ。

# by kusunokien | 2016-10-09 10:41 | バザー